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【現場から】寄りの目線と引きの目線。

【現場から】寄りの目線と引きの目線。

こんにちは、株式会社葵建設工業、広報担当岡本です。

過酷な暑さが続いておりますが、酷暑に負けていませんか?今月も、先月1か月の新市民会館の工事風景をお届けします。

7月の新市民会館新築工事の現場は、梅雨の晴れ間が少なく、工程・工種の調整が多かった様です。長かった梅雨があけて、解体工区の地下に水たまりがない底版をみて、久しぶりに心も晴れた、と弊社の担当者も言っております。

(下の2枚の写真を見ても一目瞭然!空の色が変わりました!)

ところで皆さま、突然ですが、下の2枚の空撮写真、新市民会館の工事風景ですが、どこが違うでしょうか??

ぱっと見ではわかりづらいかもしれませんが、よく見ると、コンクリートの打設が進んでいたり、少しづつ違う部分があることにお気づきになりますよね。それもそのはず、この2枚は、7月の上旬(上の写真)と、8月上旬(下の写真)に撮影した現場の写真です。

その間1か月、工程が進み、違いがあって当たり前なんです。

現場の進捗状況は、近くで見ていると(寄りの目線)下の写真のように同じ部分でも工程が少しづつ着々と進んでいることがわかるのですが、遠くから捉えると(引きの目線)、何がどう進んでいるか、現場担当者以外から見たら、ちょっと把握しづらい。

(逆に俯瞰した方がわかりやすいパターンも多いのですが)

( レベルコンクリート打設 )

( 基礎型枠工事中 )

経験豊富な施工管理者達は、この寄りの目線と引きの目線を上手く使い分けているな、と日ごろから感じることが多いのですが、この2つの目線って、「社員の成長」と「組織全体の成長」にも通じているな、と最近、感じています。

先日、当社からこの工事に参加している担当者から、こんな言葉が届きました。

『今、大事だと感じているのは、緻密に組んだ工程計画。それがなければ、工事が順調に進んでいかない。大きな工事では工程や各工種担当者の人数も多いので、施工管理者側が先(2週間先)を見据えて各工種担当者達と調整していくことが大切だと日々感じています』また、『事前に自分の中できちんと理解した上で、計画段階で業者と密に打ち合わせをし、工程・工法をきちんと指示・管理できなければ施工管理の仕事が務まらない』

こんな風に日々成長している彼の様子は、常に現場で間近で見ていれば気づけるかもしれませんが、社内にいる社員には、なかなか見えづらい。なので、時に、相手の仕事に関心をもって対話をすることが意味をなす。その対話で『若手社員の成長に気づき、それを本人と周囲に伝える』。それだけでも自己成長感や貢献感にやりがいを見出し、自ら更なる成長を遂げる若手社員も多かったり。その成長がゆくゆくはお客様にプラスになる。

社員の成長や課題は、自社の成長や課題にも繋がる、ということかと。

それを知っている弊社の社長は、「経営は、イコール人財育成だ」といいます。

 

それでは、少し長くなりましたが。。暑い日もまだまだ続きそうなので、皆さま、体調を崩さないよう、ご自愛ください。

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工事件名:水戸市新市民会館等施設建築物新築工事

工事場所:水戸市泉町1丁目7番地内

建 築 主:泉町1丁目北地区市街地再開発組合

設計監理:伊東豊雄建築設計事務所・横須賀満夫建築設計共同企業体

施 工 :竹中・株木・鈴木良・葵・関根 特定建設工事共同企業体

工 期 :2020/4/1~2022/10/31

構造規模:RC造、一部鉄骨造、木造

地下2階、地上4階、

建築面積:6,952.37㎡

延床面積:23,169.58㎡

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