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【現場から】新水戸市民会館の建設が始まりました。

【現場から】新水戸市民会館の建設が始まりました。

こんにちは。株式会社葵建設工業 広報担当 岡本です。

気づけば、6月も後半。曇り空に、紫陽花が映える季節ですね。

さて、少し遅くなりましたが、本日は、当社も参加させて頂いている、水戸市新市民会館の建設風景を皆さまにお届けいたします。(※今回お届けする写真は、4月中の工事風景です。)

以前は水戸市役所のそばにあった市民会館が東日本大震災でダメージを受け、早9年。この度、水戸市泉町(水戸京成百貨店と水戸芸術館の間)に場所を移しての建築がスタートしております。昨年から建築する敷地にあった既存の建物の解体工事が進み、4月より建設工事がスタートして約2カ月が経過いたしました。

移設のきっかけは東日本大震災でしたが、建築工事の始まりもまた、私たちが経験したことのないコロナウィルスという新たな災害の最中のスタートとなりました。

水戸京成百貨店と水戸芸術館に挟まれて、地盤改良工事からスタート。水戸京成百貨店側から芸術館がこんな風に見えるのは、今だけの光景ですね。

水戸芸術館側からドローンで撮影した写真を見ると、その大きさがわかります。

水戸市のシンボルタワーのある水戸芸術館。その向かいに新市民会館。水戸の街中に、日本を代表する設計事務所が設計する建物がこんな形で寄り添うことになるなんて、水戸芸術館ができた約30年前に、誰が想像したでしょうか。

市民会館建設の背景には、「多様な人々の交流と多彩な文化が織りなす、ひと・まちが輝くステージ」の実現を目指して、施設建物と公共空間が一体的に調和した水戸市の新たなランドマークを、という夢があります。

2年後の秋に竣工する際、2つの大きな災害の波をくぐり抜けてきたシンボル的な新市民会館が街の真ん中に腰を下ろすことに、何か、大きな意味を実感するのかもしれません。

(設計・提供:伊東豊雄建築設計事務所・横須賀満夫建築設計事務所共同企業体)

コロナ疲れという言葉も聞こえる昨今。私たちの生活に、気ままに訪れられる憩いの場や、息抜きができるエンターテインメントの存在は不可欠だ、と気づく人も多いのでは。私たちの中に当たり前にあったものが無くなって初めてその存在の大きさに気づかされます。

新市民会館のこけら落としのコンサートは、どんなアーティストが来るんだろう。今はそんなことをイメージして楽しみながら、街並みが未来にむけて、すこしづつ歩み出す風景をこの場を借りて、少しづつお伝えしていければと思います。

早く心おきなく街に足を延ばせることを祈りつつ。

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工事件名:水戸市新市民会館等施設建築物新築工事

工事場所:水戸市泉町

建築主 :泉町1丁目北地区市街地再開発組合

設計監理:伊東豊雄建築設計事務所・横須賀満夫建築設計事務所共同企業体

施 工 :竹中・株木・鈴木良・葵・関根  特定JV

工 期 :2020/4/1~2022/10/31

構造規模:RC造、一部鉄骨造、木造

地下2階、地上4階、塔屋3階

 

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